サンガワイのホームとなるカフマナオーガニックファーム。ここには自然を愛し、この土地と共存している人たちが暮らしています。
ここは有機野菜のファームとカフェとして知られていますが、ほかにも発達障害の人たちのデイケアサービスや、ハワイで問題となっているホームレスの人たちの社会的自立支援の活動をしています。社会的弱者を受け入れ、皆で共存していこう、というコミュニティなのです。
ヨガの教えとともに生きている場所です。だからこそサンガワイはここを選んでます。ヨガを学ぶにはもってこいの場所。
そのファームにて、衣食住はもちろん、そこに住む人、その土地のエネルギーから生きたヨガを学ぶ、ヨガと共に生きることを実践して学びます。
体に取り入れるもの、取り巻くものが自分自身を作る。
口に入るもの、体につけるもの、心に思うこと、足元の大地、周りの空気、一緒に生活する人たち。全てが自分を作っていくのです。だからこそ、いいエネルギーを取り入れ、いいエネルギーの環境を作り出すことが大切です。
まずは食べるもの。
ここの食事は3食採れたての新鮮野菜を使った愛がいっぱいのごはんです。
食べた瞬間にびっくりするくらいの味の濃い野菜たちは、この土地のエネルギーがたくさん詰まった証拠。エネルギーの高い、キレイな食事をして行くことで、体も心もデトックスされ、作られていきます。
次に生活する場所。私たちはカフマナファームにて、ファーマーや、コミュニティの人たちの一員となって過ごします。
カフマナの人たちとはファームで一緒に作業をして、毎食カフェにて顔を合わせ、英語での会話がうまく行かずとも、心でコミュニケーションを取り合い、みな自然と仲良くなっていきます。
宿泊するのはファームの中のかわいい木造の一軒家。スターハウスです。同期の仲間と共同生活をします。
24時間寝食をともにし、汗を流し、体にふれあい、過去の経験や今の感情をシェアしながら、思いやりや優しさ、時には厳しさを人から学び、人の中にいる自分を見つめ、新たな自分自身を発見していきます。
取り巻く環境は大自然。山に囲まれた渓谷の中にあるファームにて限られた資源の中で生活していきます。不便な環境にいるとそれをどうやって有効に使うかを考えたり、普段当たり前に使っているもののありがたさを知ることができるのです。
そうやって必要なもの、不必要なものを見極め、自然とどんどんシンプルになっていきます。
着飾る必要なんてない。
周りを固めて自分を大きく、強く、美しく見せることはしなくていい。
トレーニング中、ヨーコ先生は何度も言います。
「そのままの自分でいい」
「誰かみたいにならなくていい」
と。
“自分らしさ”を見つけることがトレーニングの目標でもあります。自分で探求し、また、仲間から教えてもらい、少しずつ自分らしさを見つけ、自信を持って行く様子が、キラキラ輝いていく姿からよくわかります。
3週間のトレーニング中にはこうやって体も心も大きな変化が訪れます。変化にはいいこともあるけど、チャレンジもやってくる。そのチャレンジを受け入れ、恐れずに一歩ずつ進んで行く。
そんな強さも学び、実践してきました。
そこには周囲の支えがあってこそ、であり、自らも周りをサポートしていく大切さを知るのです。
このトレーニングで学び、変化したことを今後も自分のものとして、自らのやり方で世界に広めていってほしいと願っています。
ヨガを通してだけでなく、それがどんな形であっても。
いいエネルギーを取り入れ、作り出して行く、そして周りにいいエネルギーの波動を伝えていく。
そんな生き方をできる人になって欲しいです。
サンガワイの学びの雫の一滴がより大きな波紋となって広がるように。
13期生、卒業おめでとう。
そしてこれからはサンガワイオハナの一員としてさらに一緒に学んでいきましょう。
新たな人生の旅路へ、いってらっしゃい。
Mahalo Nui Loa Ahui Hou
アシスタント TORI